
シリーズ「気になる現場」。今回のテーマは警報機や遮断機のない踏切、第4種踏切と呼ばれる踏切についてです。
4月、福島県福島市の福島交通飯坂線にあるこの第4種踏切で死亡事故が発生しました。過去にも同じような事故が相次いでいます。どうして警報機や遮断機のない踏切が無くならないのか?その理由を取材してきました。
4月5日、福島市飯坂町平野の福島交通飯坂線で、道路を右折して踏切に入った軽自動車が列車と衝突する事故がありました。
この事故で軽自動車を運転していた65歳の女性が死亡し、助手席に乗っていた65歳の女性は意識不明の重体に。事故が起きた踏切というのが…。

遮断機や警報器が設置されていない、第4種踏切と呼ばれる踏切でした。
総務省によりますと、福島県内では第4種踏切が東北のなかでは最も多い99ヶ所あり、そのうち福島交通飯坂線だけで25ヶ所にのぼります。
また、第4種踏切は警報器や遮断機のある踏切に比べて2倍近く事故が起きていて、
危険な踏切だと指摘されています。
そのため総務省は去年、国土交通省に対して第4種踏切の廃止・または遮断機の改善に取り組むよう勧告しました。
ただ、飯坂線沿いの近くに住む人が口をそろえて話すのが・・