2020年に宮城県立高校の女性教諭が男性教諭のパワハラにより自殺した問題を受け、高校の教職員らでつくる組合が県教委に対し原因究明などを求める声明を発表しました。
県高等学校・障害児学校教職員組合 高橋正行執行委員長:
「こんなことは許せないと、私たちはこの事件を考えている。なぜ起きたのか、ということが大切だと思っている」

声明を発表したのは県立高校の教職員らでつくる「宮城高教組」です。
この問題は2020年10月、県立高校の30代の女性教諭が男性教諭からのパワハラが原因で自殺したもので、男性教諭は、仕事のやり方を非難するメモを十数回送るなどしていました。59歳の男性教諭は、2月2日付けで停職3か月の懲戒処分を受けています。
声明では、県教委に対し原因究明に加え、教職員の相談窓口のあり方を検討するなど再発防止を徹底するよう求めています。

県教委は、「再発防止のため、当時の学校などの対応については引き続き検証していく必要がある」との見解を示しています。