■NFTに生まれ変わる「おのくん」


「NFTアート」というデジタルアートは、これまでコピー可能だったものを、仮想通貨にも使われる認証技術を使って、「代替できない印」をつけ本物であると証明したものです。
近年、その資産価値が認められ海外でブームが起き子どもが書いた絵が数百万という高値で取り引きされたこともあるといいます。

おのくんのNFTアート化を後押しする里親の1人のKOUSEIさんは様々な展開が期待できると話します。

KOUSEIさん:
「おのくんのキャラクターをNFT化することで日本国内はちろん、海外にも届けていけることができるようになる。色んなキャラクターとか色んな方と元々コラボもしているので、そういったところも魅力的。」


7月1日、唯一無二のNFTアートのおのくんをつくるため、そのモデルとなる作品をネット上で募集することになりました。

そのモデルに作品の応募を決めた人がいます。
仙台市の動画クリエイターの木本愛さん(47)です。


動画クリエイター・木本愛さん:
「元々おのくんの里親をやらせていただいていて、NFTをやるっていうことで勉強しながら、ご提案させていただけたらと思って書かせていただいてます。空の駅なので空をテーマにして書いてます。」


この木本さんの作品を含め集まったモデルから11作品を選んで、8月中にもNFTアートとして売り出す予定です。
高値で買い手がつくかは未知数ですが、新城さんは、挑戦することに意味があるといいます。

空の駅プロジェクト・新城隼代表:
「おのくんを通じて東北のことを世界中に知ってもらいたいのがひとつと今回お金を生み出すことができる。復興に向けての活動ができたらいいなと思っています。」


仮設住宅で生まれたおのくん。
最新技術を生かして世界のアート市場を揺るがすかもしれません。