宮城県川崎町の「みやぎ蔵王セントメリースキー場」が雪不足や利用者の減少により、今シーズン限りで閉鎖されることになりました。

これはスキー場を所有する川崎町が発表したものです。1990年に第3セクターとしてオープンしたセントメリースキー場は、ピーク時の95年にはおよそ15万8000人が訪れていましたが、その後はスキーブームの終息や温暖化による雪不足で利用者数が伸び悩みました。

99年に町営化されましたが、昨シーズンの利用者数はピーク時の4分の1にまで落ち込んでいました。今シーズンも雪不足で去年12月22日のスキー場開きから18日まで1日も営業できておらず、19日が初めての営業日となっています。町は運営を委託する会社に年間1800万円の指定管理料を支払っていますが、運営は赤字が続き、町は今後も経営が好転する見通しが立たないことから閉鎖を決めました。今シーズンは3月20日までの営業を予定し、閉鎖後の跡地の活用などは未定だということです。