基準値を超える「赤かび」を含む小麦を使った食材が、学校給食に使われていた問題で、新たに宮城県富谷市と加美町でも提供されていたことがわかりました。
富谷市によりますと、今年9月7日に市内の中学校2校で、9月14日には小学校2校で、それぞれ給食に「すいとん汁」が提供されました。この中で使われていた「冷凍すいとん」に、基準値を超える「赤かび」が検出された岩手県産の小麦が使われていました。12月6日に納品業者から連絡があり判明しました。
また、加美町によりますと、11月15日に町内の小学校1校で、基準値を超える「赤かび」が検出された岩手県産の小麦が使われていいた「せんべい汁」を提供したことが判明したということです。
富谷市と加美町の学校で健康被害は確認されていないということです。
問題の小麦は、仙台市や気仙沼市などでも給食に使われており、これまでに給食を食べた後、児童と生徒合わせて20人が体調不良を訴えています。