こだまする「楽しいな!ラグビー」
渡邉流羽選手:
「一人という中で堂々とみんなのチームの輪に入ってやれたっというのもあるし、俺を受け入れたことに関して感謝しています。ありがとう」

合同チームの仲間たち、試合には負けたけれど、渡邉君がラグビーを続けてこられた理由です。
合同チーム 峯田直道選手(石巻高校):
「仲間のサポートだったり、1回1回の集まりの時に笑顔にさせてもらったので、感謝です」
合同チーム 村瀬義人選手(古川工業):
「もう、みんな最高です」
渡邉琉羽選手(気仙沼向洋):
「泣きましたね。サポートがあったからここまでこれたし、合同としてまとまってやれた、誇りに思います」

そして、誰もいなくなった気仙沼向洋ラグビー部。あのタックルバックだけはいまもひっそりと佇んでいます。

選手たちの声がこだまします。「楽しいな!ラグビー」
高校のラグビー部員が少なくなっていく背景の一つは「中学生になるとラグビーを辞めてしまう子が多い」ということなです。実は小学生のラグビー人口は増えていて、小学生を対象にしたクラブチームは仙台市内だけでなく県内各地にあって交流試合など地域に根差した活動が盛んです。その一方で、中学になると部活動自体がなかったりして、ラグビーに接する機会が極端に少なくなってしまうという現実があります。この中学時代のブランクを学校だけでなく地域全体で埋めることができれば、近い将来、地元宮城から日本代表が生まれるかもしれません。







