湿地の保全に貢献した個人や団体を表彰する「ラムサール賞」の「ワイズユース賞」に、宮城県内在住で「日本雁を保護する会」会長の呉地正行さんが選ばれました。日本人の受賞は3人目です。
ラムサール条約事務局は、宮城県栗原市在住で「日本雁を保護する会」会長の呉地正行さんに、今年のラムサール賞のワイズユース=湿地の賢明な利用賞を授与すると発表しました。
呉地さんは、大崎市の蕪栗沼と周辺にある水田の、ラムサール条約湿地への登録に尽力したほか、シジュウカラガンの生息地の回復事業に、40年以上取り組んできました。
ラムサール賞は、湿地の保全と持続可能な利用に貢献した、個人や団体を表彰する世界的な賞で、日本人の受賞は呉地さんで3人目です。賞の授与式は、今年11月にスイスで行われる予定だということです。