この夏は、全国的に記録的な猛暑となり、地球温暖化の影響が指摘されています。その温暖化を食い止める柱として、さらなる普及が期待される太陽光発電の現状はどうなっているのか。取材を進めると「出力制限」など課題が見えてきました。

全国的な異常に暑い夏、その原因は

街の人:
「地球がちょっとおかしくなってきてるのかなって」
「温暖化で暑くなってるのかな、めっちゃ倒れそうです」

この夏、宮城県内は記録的な猛暑となりました。仙台では最高気温30度以上の真夏日の日数が31日で51日と過去最多を更新、最低気温25度以上の熱帯夜は、従来の記録の3倍近い31日にのぼっています。

気象学の専門家は、地球温暖化に伴い、世界中で海水温が大きく上昇していることから、各地で猛暑が起こりやすくなっていると指摘します。

東北大学 早坂忠裕教授:
「人間活動によって温暖化になり、それが結局、海を変えて、それがまた色んな異常気象として人間社会に跳ね返ってきている」

温暖化の原因とされる二酸化炭素などの温室効果ガスは、火力発電で化石燃料を燃やすことで発生します。それに頼らない、いわゆる「脱炭素」に力を入れる企業が仙台にあります。