エアコンが部屋を冷やす仕組みとは
そもそも、エアコンはどのような仕組みで部屋を冷やすのか、空調機器メーカーのダイキンに聞いてきました。
ダイキン工業広報 重政周之さん:
「室内機で部屋の中の空気を集めて、その空気の中の熱を取り出して、熱が少なくなった空気を部屋に戻す。取り出された熱は室外機とつながっている配管の中を移動して室外機から外に出される。『室内機が熱を集める』『室外機が熱を逃がす』という働きをしている」

つまり、エアコンの節電における大切なポイントは、室内機・室外機ともにスムーズに空気を吸い込んだり吹き出したりできる状態を保つことだというのです。
このため、“室外機をカバーで覆う”と、室外機の周りの空気の流れを悪くして、周りに熱が溜まってしまい、エアコンの効率が下がることになります。
さらに室外機には、“エアコン心臓”とも呼ばれる「圧縮機」があります。エアコンは、室内機で集めた「熱」を「冷媒」というガスが運んで排出し部屋を涼しくしていますが、圧縮機はこの冷媒に圧力をかけ循環させている重要な役目があります。

この圧縮機に負担をかけてしまうことがあります。