5月、宮城県気仙沼市で大ヒットアニメ映画「すずめの戸締まり」が上映され新海誠監督も舞台あいさつにかけつけました。実現のきっかけとなったのが、東日本大震災を経験した市民が送った手紙。監督の心を動かした言葉がありました。
映画上映会に新海誠監督がやって来た
震災をテーマにしたアニメ映画「すずめの戸締まり」。5月28日、気仙沼市で開かれた上映会には、1000人以上が訪れました。この日、観客の目当ては、作品だけではありませんでした。

新海誠監督:
「気仙沼の皆さん初めまして、すずめの戸締まりの監督をしました新海誠です」

上映後に行われた新海誠監督による舞台あいさつ。市民やファンが監督との時間を楽しみました。この舞台あいさつ実現のきっかけをつくったひとりが、「気仙沼の文化を支えるホタルの会」の佐藤光一会長です。佐藤さんは、監督に手紙を送りました。

気仙沼の文化を支えるホタルの会 佐藤光一会長:
「え、本当に来るんだと。本当に最初からにこやかに笑顔で優しく語りかけてくれた本当に優しい人でした」
佐藤さんたちは、映画館のない気仙沼で定期的に上映会を開く活動をしています。