「プロレスのリングに上がりたい」そんな夢を持った中学2年生の少年が、夢の実現をサポートするプロジェクトに選ばれました。しかし、事前練習だけでもプロレスの過酷さを知ったという少年、果たして無事にデビューできたのでしょうか?

部屋に並べられたプロレスグッズの数々。

宮城県塩釜市の中学2年生、濵田謙心さん(14)は6年ほど前からプロレスのとりこになりました。

濵田謙心さん:
「たまたまテレビをつけたらやっていて。再放送っていう感じで試合があった1週間後に、たまたまちらっとやっているのを見て(ファンになった)」

いつしか「プロレスのリングに上がりたい」という夢を抱き、今回、「しおがまっ子夢プロジェクト」に応募。見事、選ばれました。

濵田謙心さん:
「あえて通らないくらいの夢を書いて送っておこうと思って書いたら選ばれたのでびっくりしました」

去年から始まったこのプロジェクトは、塩釜市が市内の子どもたちの夢の実現をサポートするというものです。プロレスに夢中な謙心さんの夢がかなうとあって、家族もその瞬間を待ちわびているといいます。

母・濵田優子さん:
「ほぼプロレスを見ない日はないよね。本当に(謙心さんの)夢がかなうと思ってなかったので楽しみです」

謙心さんは今回、リングで「ロープワーク」を披露することになりました。さっそ事前練習に臨みました。ところが…。