自走式の都市型ロープウエーの導入を検討している宮城県富谷市は11月21日、富谷市内と仙台市地下鉄南北線の泉中央駅を結ぶ2つのルート案を公表しました。
富谷市はBRT=バス高速輸送システムなどの可能性も探っていて調査を続ける方針です。

宮城県富谷市は、交通渋滞緩和のため、新たな公共交通機関として自走式の都市型ロープウエーの導入を検討していて、ロープウエーの開発を進める福島県南相馬市の会社に導入の可能性を探る調査を委託していました。

若生 裕俊・富谷市長:
「(住民アンケートで)一番に必要な施策の中で毎回掲げられるのは公共交通。特に泉中央駅からの公共交通機関」


富谷市の若生裕俊市長は11月21日の定例記者会見で、10月末まで行われた調査の結果を公表し、市南部の明石台地区から仙台市の泉中央駅までを結ぶ2つのルート案を明らかにしました。

1つ目のルートは、2か所を直線で結ぶ約3.5キロのルートです。このルートは、将監トンネルの上を通過し、高圧送電線の下を横断します。
もう一方は、将監トンネルを避け西側の住宅地を経由する約4キロのルートです。
用地費を含まない概算の事業費は、1つ目の直線のルートが100億円、2つ目の住宅地を経由するルートが147億円です。

若生 裕俊・富谷市長:
「泉中央駅(周辺)での渋滞緩和だったり、仙台市民にとってもロープウエーが有効であることをいかに我々が示せるか大事になる」



富谷市はロープウエーのほかにBRTや地下鉄延伸の可能性も探っていて調査を続けることにしています。







