建築業界でも担い手不足が課題となる中、従来の建築方法ではない、新たな機械を使って造られた国内初の一戸建て住宅が宮城県栗原市に完成しました。その機械とは?そして、どんな住宅なのか。

栗原市築館に完成したのは、丸い形をしたモダンなデザインの2階建て住宅。従来とは違う方法で建築されました。
築 五十嵐理香社長:
「こちらはモルタルで印刷をして3Dプリンターを使った住宅」

建設用に開発された立体を生成できる3Dプリンターで建築されたのです。中に入ってみると1階にはベッドルームやバスルームが、階段を上るとダイニングが広がり、外観と同様、シンプルながらモダンなデザインに仕上がっています。

建築は、タイの大手建材メーカーが開発した3Dプリント専用の材料であるモルタルを、一層一層積み重ねる形で進められました。施工業者によりますと、3Dプリンターによる建築は、これまで主に平屋や小規模な構造の住宅に限定されていましたが、2階建ての住宅は国内初ということです。

築 五十嵐理香社長:
「3Dプリンターを使って設計した。3Dデータを基にそれを機械に入れて機械を動かしながら、印刷をして建物を建てている」







