くっついたらどうすれば?

バラエティーに富むひっつき虫ですが、地域や年代によって様々な呼び名があることも分かりました。「ひっつき虫」「くっつき虫」のほかに「どろぼう」「ばくだん」「ちくちく」「ひっつきもっつき」などなど。呼び名の理由は諸説あるものの、「種をくっつけてきた=どろぼう」などを意味しているという説もあります。

では、服にひっついたらどうやって取ればいいのか。仙台植物園の早坂園長は「完全に取れなくなるということはあまりない」と話します。

ひっついた種類や数にもよりますが、小さく数が多い場合にはガムテープで貼り付けて取るのが効率的だということです。またほかには、ブラシやウェットティッシュ、使い古した不織布マスクを拭き取るように使う方法や、ペットボトルの側面に長方形に穴をあけて布をこそぐようになぞって取るなどの方法もあるようです。

ペットボトルに長方形の穴を開けて取るのも効果的とのこと

仙台市野草園 早坂徹 園長
「くっついて運んでもらうためには、普段は落ちないで茎に付いていて、ちょっと触れたときにはポロっと取れるようになっている。また、くっついた後も取れないと繁殖できないので取れやすくなっているということはあるみたい」