小学6年生で震災を経験

大沼ほのかさんは、宮城県農業大学校を卒業後、地元の南三陸町で農家となり6年が経ちました。

大沼ほのかさん:
「被災したときはこの町はもう住めない町になったんだと思ったが、そこからすごく沢山のことがあって、チャレンジする人がいて失敗や成功もいろいろあったと思うが、それがあったからこそ私たちがこういうことが出来ているのだなとすごく感じている」

南三陸町歌津地区には、2011年3月11日の東日本大震災で10メートルを超える津波が押し寄せました。当時小学6年生だった大沼さんは、高台の中学校を目指し避難している途中で押し寄せてくる津波を目の当たりにし自宅も流されました。

大沼ほのかさん:
「ちゃんと思い出そうとすると・・・怖かったなって思います」

2020年1月、この時すでに大沼さんは、故郷の復興のため自分には何ができるのか真剣に考えていました。

大沼ほのかさん:
「歌津という場所が元に戻れるように私も何かできることがあればやりたいなと思います」