■就労継続支援事業所、A型とB型の違いは

ふるれっとのような就労継続支援事業所は、A型とB型に分かれています。A型は事業所と雇用契約を結んだ上で働くため、最低賃金が保証され、賃金は比較的低くないケースが多いと言われています。それでも全国平均で月額▼8万円ほどです。一方、ふるれっとのようなB型の事業所は、雇用契約を結ばずに就労訓練を行う場で、雇用契約を結ばないため、賃金ではなく「工賃」として生産したものに対する成果報酬が支払われます。

そのため、法律で定められた最低賃金額より下回ることが多く、全国平均で▼1万6000円程です。ふるれっとの志穂さんの工賃は▼4万8000円ということなので、全国平均の▼3倍です。ふるれっとの石田さんは、しっかりとした額の工賃を支払うことで、障害のある人たちの自立につなげていきたいと話していました。