■「犬も人も幸せに」石田さんの願い

こちらのプードルは、下あごが前に出ているためにペットショップで売れ残り、ふるれっとに保護されました。


里親:
「最初は大変でした。けれども、今は楽しさの方が倍になってます。来てくれてありがとう」


志穂さんも、積極的に里親たちとコミュニケーションをとります。

里親:
「うちの犬がうんちを踏んづけてすごい大変になる」
菊池志穂さん:
「みんなそう!トイレシートにしてくれないから、バラバラにするからそれが大変!」


石田正臣さん:
「みんな来てくれて、子どもも犬もいっぱいいるからね。(志穂さんが)頼もしいです。毎日楽しいし、こちらも元気をもらえるし」


志穂さんと石田さん、保護犬たちのつかの間の「里帰り」を楽しみました。

志穂さんは、仙台市太白区の自宅から電車と地下鉄、バスを乗り継ぎ、毎日1時間半をかけて1人で出勤しています。


菊池志穂さん:
「1回だけ寝てしまって、作並駅まで行ってしまったことがある。犬たちが待ってるから仕事に行ける」


犬の保護・繁殖と障がいのある人たちの就労支援の両立に手ごたえを感じている石田さん。近く、特別支援学校の実習の受け入れも行ないます。

菊池志穂さん:
「犬のお世話をしながら、新しい利用者が来たら、優しく教えていきたいです」

NPO法人 ふるれっと 石田正臣代表:
「これからは志穂さんのような子を受け入れて、ここから一般の就労だったり、色々なところに行ける子たちを育てていきたい。犬と一緒に人間も育てていく」


犬も人も幸せに。石田さんの活動の根幹にある思いです。

ところで、就労継続支援事業所にはA型とB型がありますが、その違いは何なのでしょうか?