子どもたちにカブトムシを育てながら、命の大切さを学んでもらおうと、宮城県岩沼市内の保育園に8日、カブトムシのさなぎがプレゼントされました。

8日は、県立支援学校岩沼高等学園で農業を学ぶ3年生9人が、岩沼保育園を訪れ、カブトムシのさなぎをプレゼントしました。

贈られたさなぎは8匹で、循環型農業に取り組んでいる生徒が、キクラゲ栽培をする業者から譲り受けた菌床を再利用して育てました。

生徒たちは、幼虫がさなぎになるまでの過程や飼育容器での育て方をカブトムシの模型を使って説明しました。

受け取った園児たちは、さなぎが入っている箱を興味深げにのぞいたり、土を触ったりしていました。

園児:
「大事に育てる。かっこいいカブトムシになってほしい」
「楽しかった。土を触ったとこ」
「だっこしたりとか、高い高いする」

岩沼高等学園 佐藤麗さん:
「幼虫がしっかり大きくなるか心配だったけど、さなぎになってくれたことがうれしかった。カブトムシになるように、しっかり大きく育ててほしい」

さなぎは、2週間ほどで成虫になり、土の中から出てくるということで、園児は土が乾燥しないように霧吹きで水をやるなど、みんなで世話をして大きくなる様子を観察することにしています。