チャリティーコンサートなどで東日本大震災の支援を続けてきた大阪の音楽家が、宮城県石巻市の伝統芸能をモチーフに作曲したオーケストラの楽曲を今月、市内で初めて披露しました。演奏には地元の中学生も参加し、華やかな音色を響かせました。
今月3日、石巻市で市民交響楽団の定期演奏会が開かれました。実はこの日は、ある特別な曲が初演を迎えます。その曲を作ったのは、大阪を中心に活動する指揮者の井村誠貴さんです。
指揮者・井村誠貴さん:
「宮城が大切にしてきた無形文化財にもなっている『はねこ踊り』。そのお囃子をオーケストラに編曲してお聴きいただきたい」

曲のタイトルは「はねこ幻想」。石巻市桃生地区の伝統芸能「はねこ踊り」をもとに作られた曲です。
きっかけはあの東日本大震災でした。