打率3割7分5厘と打撃好調

黒川選手は6月、1軍に昇格するとチャンスで勝負強さを発揮し打率3割7分5厘を記録。期待の若手がついに覚醒なるか、スタメン定着へ更なるアピールが求められます。

黒川史陽選手:
「若い僕たちでチームを引っ張っていけるようにがんばります」

楽天OB 野球解説者 鉄平さん:
「十分に1軍でやっていけるだけのものはある。結果が出れば一番いいが、H(ヒット)ランプを灯すことができれば、それが一番いいアピールになるが、凡打でもどういう凡打なのか、というところも首脳陣は見ている。この選手は使い続けたらものになるかもしれないな、というものがあるのかどうか、今までなかなか突き破れなかった1軍の壁を突き破るきっかけにしてほしい」

そしてもう1人、鉄平さんが、楽天上位浮上へのキーマンに挙げたのが、5月に新加入したオスカーゴンザレス選手です。「順応し始めている」と鉄平さんは解説します。ゴンザレス選手は、交流戦で初出場を果たすと、2本のホームランを放つなど主に4番を担いチームをけん引。新たな打線の核として不可欠な存在となっています。

楽天OB 野球解説者 鉄平さん:
「特にアウトコース、外角の球に対して強みを発揮している。浅村の前後にもう一人、大きいのを打てる選手がいるのは、打線の表情が変わるので、浅村、ゴンザレスで先制点を取る得点パターンができれば非常にいい。後半戦はそれができる可能性があるので楽しみ」

鉄平さんは、投手陣では、未だ無失点の西口投手を筆頭にリリーフが安定感してきたのも今後に向け明るい材料と話していました。楽天は27日金曜日から、京セラドームで2位のオリックスと対戦。交流戦で存在感を見せた選手たちがどんなプレーを見せるのか注目です。