仙台市が、2025年4月に小中学校などで実施した独自の学力検査で小学4年生の理科の正答率が、目標値を5ポイント以上下回ったことが分かりました。小学4年生の理科が目標値を5ポイント以上下回るのは2年連続です。

仙台市独自の学力検査は、2025年4月、市立の小中学校と中等教育学校全てで行われ、小学3年生から中学3年生までの約5万6000人が対象です。

その結果、それぞれの科目の正答率は、おおむね目標値と同水準となったものの、小学4年生の理科の正答率は57.7%と目標値を5.7ポイント下回りました。

小学4年生の理科が目標値を5ポイント以上下回るのは2年連続です。

また、学力検査と同時に行われた生活状況の調査では、「家庭学習中にスマホの動画やゲームなどのアプリを使うことがある」と回答した児童と生徒の割合が調査対象の5学年のうち4学年で昨年度より増えました。

中学3年生が最も高く75.2%となっています。市教委は「学力と生活状況の相関関係について東北大学とともに分析を進めていく」とコメントしています。