東京都立川市の小学校で男が乱入した事件を受け、宮城県加美町(かみまち)の小学校で不審者対応訓練が行われました。

教職員が不審者への対応や児童の安全を確保する手順を確認しました

「ご用件を伺います」「2年の知り合いの子がいじめられてる…」

宮城県加美町の東小野田(ひがしおのだ)小学校に包丁を持った男が侵入したことを想定し行われた不審者対応訓練では、教職員が男を落ち着かせたり「さすまた」を使ったりして不審者への対応にあたりました。

(校内放送)「先生方に連絡します。1階玄関に荷物が届きました。男性職員はお手伝いをお願いします」

校内放送で事前に決めていた「合言葉」を流し不審者の存在を知らせると、教員が教室に鍵をかけバリケードを設置しました。

そして、児童が不審者から見えないよう身を潜め安全を確保しました。

東小野田小学校・湯村勇仁 教頭
「一番は子供たちの教室のほうに向かわせない。自分自身が緊張してしまうので落ち着いて冷静に対応するのが今後の課題」

この訓練は5月8日、東京都立川市の小学校で男2人が乱入した事件は起きたことから行われました。

訓練の後には、防犯教室が開かれ児童たちが不審者と遭遇したときの対処法を学びました。

警察は児童に防犯ブザーやホイッスルを持たせるよう呼びかけています。