魚の不適切な取り引きで2月から使用が停止されていた宮城県の「塩釜市魚市場」で、22日から水揚げや競りが再開されました。
中村洋輝記者リポート
「魚の不適切取引で1か月間の利用停止処分を受けていた塩釜市魚市場利用が再開され、今マグロが水揚げされています」
22日朝早く、7隻の漁船がマグロなどおよそ14トンを水揚げしました。

塩釜市魚市場を運営する卸売業者「みなと塩釜魚市場」は、水揚げ代金の一部を架空の会社の名義に書き換えて漁船側に現金で支払い、市にうその報告をして施設使用料を免れたなどとして、1か月間、荷さばき所などの使用を停止させられていました。

22日午前8時からは競りも行われ、買受人らがマグロを競り落としていきました。
買受人
「魚が揚がらないと仕事にならないので影響は大きかったと思う」

買受人
「塩釜が良くない印象になっていると思うのでここからどう盛り返してくれるのか」

みなと塩釜魚市場は再発防止のため、社員へのコンプライアンス研修を行っています。
