宮城県気仙沼市で27日、「三陸わかめ」として知られる県産養殖ワカメの今シーズン初めての入札会が行われました。会場には、気仙沼市や南三陸町、石巻市など7地区で収穫された塩蔵ワカメ、およそ26トンが並びました。

27日は県内外の40社から参加した買い受け人たちがワカメを手に取り、香りや色を確かめて買い付けていきました。今シーズンの養殖ワカメは生育が若干遅れていますが品質は良いということです。

県漁業本所わかめ・こんぶ部 及川文博部会長

県漁業本所わかめ・こんぶ部 及川文博部会長:
「三陸ワカメは旬ですのでミネラル、ビタミンが豊富なので健康のために食べて欲しい。食べて応援して下さい」

27日の入札の平均額は10キロあたり1万4634円で、2024年の初入札よりも1139 円高く取引されました。県漁協は今シーズン、およそ1万トンの生産を目標にしていて5月10日まであわせて10回の入札会を予定しています。