今シーズン2回目となるマガンやハクチョウなどの渡り鳥の生息調査が行われ、ガン類は過去3番目の24万6000羽あまりが確認されました。

渡り鳥の生息調査は、宮城県内の沼や河川、およそ500か所で毎年行われています。16日朝は、きのう濃霧のため延期された県北部の4か所の沼で調査が行われ、このうち伊豆沼では、県伊豆沼・内沼環境保全財団の職員が夜明けとともに飛び立つマガンなどの数を数えました。

県によりますと、今回の調査では、県内でガン類が過去3番目となる24万6000羽あまり、ハクチョウ類がおよそ1万5500羽、カモ類がおよそ4万4000羽確認されました。

宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:
「去年は暖冬で1月上旬から北帰行が始まって数が少なかったが、今年は平年並みに飛来し越冬している」

県によりますと、平年並みの寒さが続けば、2月上旬には、ロシア極東の繁殖地へ移動する北帰行が始まるということです。