東北電力は、東日本大震災以降、運転を停止している女川原子力発電所3号機の再稼働に必要な国の審査に向け、原子炉周辺のボーリング調査を始めることを明らかにしました。早ければ1月20日にも調査を始めるとしています。
16日会見した東北電力によりますと、このボーリング調査は今後、再稼働を目指す女川原発3号機の審査を円滑に進めるために行われるものです。調査期間は2年程度で、地表からおよそ50メートルの深さまで掘削し、原子炉建屋の下や周辺にある6本の断層について調べるということです。

東北電力原子力部 稲葉健夫部長:
「具体的な申請の時期は申し上げられない。再稼働の時期についても同様。今回実施する地質調査も含めて女川原発3号機の申請の準備を着実に進めていく」

女川原発3号機は通常運転中に東日本大震災が発生し自動停止し、現在も運転を停止したままになっています。

東北電力は早ければ1月20日にも調査を開始する方針です。