サッカーJ2ベガルタ仙台は5年ぶりのJ1復帰に向け、すでに動き出しています。
就任2年目を迎えた森山佳郎監督に今シーズンの展望を聞きました。
ベガルタ仙台・森山佳郎監督
「おそらくJ2史上最高にレベルの高い、厳しいシーズンになると考えている」
2025シーズンのJ2は、J1経験チームが20チーム中11チーム。
昨シーズンプレーオフを争ったチームも含め、ほぼ全チームがライバルです。
昨シーズン、リーグ戦は6位だったベガルタ。
昇格プレーオフでは決勝に進出したものの、J1復帰にあと一歩、届きませんでした。
ベガルタ仙台・森山佳郎監督
「J1に昇格するという目標を掲げながら、現実味あるものかというイメージは、僕も選手たちも持てていなかったところはある」
そんな2024年最大の収穫は森山監督の積極的な起用に応え、次々と若手選手が台頭したこと。
中でも監督が成長したと語るのはMFの工藤蒼生(あおい)選手です。
ベガルタ仙台・森山佳郎監督
「守備は計算できるが、攻撃の方はなかなかボールを前に運べないという課題があった。本当にトレーニングから課題意識を強く持って、自分を成長させてまたレギュラーを取り返したいという意味では、工藤蒼生選手がいるのは非常に価値がある」
一方で、攻撃の中心としてチームトップのリーグ戦13ゴールをあげた中島元彦選手が退団。
大きな痛手となりますが、チームは11人の選手を補強。
それぞれ特徴を持った選手たちが戦力を底上げします。
ベガルタ仙台・森山佳郎監督
「中島元彦選手の退団は、俺が完全にカバーするよという選手、あるいはコンビネーションで俺たち2人に任せろという選手が、武器を尖らせたメンバーたちが、生き生きとピッチ内で躍動するサッカーをしたい」

チームの戦力を冷静に分析する森山監督。今シーズンの目標は…
ベガルタ仙台・森山佳郎監督
「現実的に3位という数字を狙えばうまくいけば2位以内の自動昇格、最悪でも4位になれば昇格プレーオフの1戦目をユアスタで戦える。サポーターに支えてもらいながら、あるいは一体感を作って勝ち星を重ねていきたい」
新加入選手11人のうち、9人が25歳以下とさらに若返ったベガルタ。
今年は誰が台頭するのか?注目です。