小正月の伝統行事「だんごさし」などを子どもたちが体験する催しが10日、宮城県白石市で開かれました。
白石市の材木岩公園にある検断屋敷で開かれた催しは、小正月の行事を知ってもらおうというものです。だんごさしには、地元の小原小学校の児童9人が参加し、2センチほどに切った紅白のだんごをミズキの枝に刺していきました。

だんごさしは、木の枝に作物に見立てただんごをさして飾り付け、1年の豊作と健康を祈る行事です。鯛や大黒様などの縁起物と願い事を書いた短冊を結びつけて華やかな飾りが出来あがりました。このあと食べると1年間健康に過ごせるという餅とあずきが入った「暁がゆ」が振る舞われました。

児童:
「緊張したけど、体験をしてよかった。ふわふわしていて、お餅がジュワッとしておいしい。健康に過ごせるように食べた」
「寒かったけど楽しかった。餅がモチモチしておいしかった。1年の勉強を祈って食べた」
参加した児童たちは伝統の行事を楽しんでいました。出来上がっただんごの木は検断屋敷の土間に飾られました。