四季が「二季」になった!?

⑨残暑長引き仙台の夏日は過去最多を更新
今年の宮城県内は残暑が長引き、10月2日には仙台で観測史上最も遅い真夏日(最高気温30.2度)となりました。

25度以上の夏日は仙台では120日もあり、去年を上回り観測史上最多となりました。

と、このように暖冬や猛暑など、気温の高さに関するトピックが多く並んできましたが…

⑩四季が「二季」に?!寒い師走
夏は長かった一方、12月になると急に冬らしい寒さがやってきました。

仙台の月間の平均気温は、今年は1月から11月まで毎月平年より高かったものの、12月1日から19日までの平均気温は平年より0.3度ほど低くなっています。三重大学の立花義裕教授は、温暖化が進むと偏西風の蛇行により「四季」が「二季」のようになると提唱し、「長~い夏と、ちょっとだけ春と秋があって、あとは冬がしっかりあるという」ようになると話しています。

今年後半はまさにこの「二季」のような季節変化をたどったと言えそうです。

最新の1か月予報では、来年の1月前半にかけても気温が平年より低めの傾向が予想されています。地球温暖化といっても、ただ単純にずっと気温が高くなるというわけではない、という気象の奥深さを感じさせられた一年となりました。