宮城交通とミヤコーバスは、路線バスの乗車運賃を来年3月から平均15%ほど引き上げる方針を固め12日、東北運輸局に運賃改定を申請しました。
申請では、路線バスの初乗り運賃を160円から200円とするほか、仙台市近郊を走る宮城交通で平均14.96%、それ以外の地域を走るミヤコーバスで平均13.69%引き上げる方針です。片道の値上げ幅は区間によって30円から120円です。

ただし、これまで区間均一120円で運行していた宮城交通の仙台駅前と県庁市役所前を結ぶ路線は運賃を据え置きます。
宮城交通グループは値上げ申請の理由を「利用者の落ち込みや物価高騰などによる収支悪化」や「労働力不足」と説明しています。認可されれば来年3月1日からの値上げを予定していて、消費増税以外では2017年10月以来となります。