日本酒や焼酎などを造る日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まり、宮城県内の酒造会社からは喜びの声が聞かれました。
1661年創業の富谷市の老舗「内ヶ崎酒造店」。

日本の「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産への登録決定を受け16代目の内ヶ崎啓社長が喜びを語りました。
内ヶ崎酒造店 内ヶ崎啓社長(16代目):
「大変うれしく思う。酒造りの歴史、日本酒の酒造りの歴史というものを世界的に認めてくださった証かなと」

ユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まった「伝統的酒造り」は、各地の気候や風土にあわせて築きあげられた、日本酒や焼酎などの日本古来の酒造りの技術です。

内ヶ崎酒造店は、創業以来県産の酒米と地元の水を使った日本酒作りを続けています。
内ケ崎酒造店 内ヶ崎啓社長:
「コメと麹と水が混ざっている。サラサラとしている」

内ケ崎社長は、新型コロナの影響で日本酒離れを感じているということで、今回を機に日本酒への関心が高まればと期待を込めます。

内ケ崎酒造店 内ヶ崎啓社長:
「国内でもっともっと日本の文化、そして日本酒がおいしいと発信していって、多くの人に、特に若い人たちに飲んでもらえるようになったら良い」
日本の無形文化遺産登録はこれまで「歌舞伎」や「和食」などがあり、今回の登録で23件目となりました。