全国ニュースでもお伝えしましたように、紙やカードの健康保険証は、2日から新規発行が停止されます。
宮城県内の福祉施設からは負担が増えるといった、戸惑いの声も上がっています。

政府は今後、従来の健康保険証を無くし「マイナンバーカード」と「健康保険証」を一本化した「マイナ保険証」への移行を進める方針です。
医療機関や薬局では、マイナンバーカードを読み取る専用の機械を使い、手続きするのが基本となりますが、県内でマイナ保険証を利用しているのは、10月時点で13.76パーセントにとどまっています。
気仙沼市の高齢者向けグループホームでは、職員が通院に付き添うため入所者からマイナンバーカードを預かり管理することになりました。

村伝 村上浩之代表取締役:
「国の方でも(マイナ保険証を)使いましょうとアナウンスが強めになっているいる中で、混乱は出てくるだろうと。暗証番号の管理も施設側でしなくてはならないので、高齢者施設としては負担になる」

マイナンバーカードを持たない人やマイナ保険証を作っていない人は、代わりに送られてくる「資格確認書」を使って対応が可能となっています。