野球から大いなる転身

高校で一気にブレイクした土屋選手、しかし幼少期に情熱を注いでいたのは、以外にも「球技」でした。

聖和学園高校3年 土屋拓人選手:
「父が野球をやっていて、母がソフトボールやっていたので。野球一家で自分も中学校まで野球をやっていた。ポジションはショートです。プロ野球も目指してはいたんですけれど、やっぱり難しかったということころもあって」

物心がついた時から「野球一筋」。しかし、投手から始まり、その後は内野手に転向するなど、伸び悩みも抱えていたといいます。

そんな土屋選手が圧倒的な強みを発揮したのが「脚力」です。塁間を矢のように走り抜ける走力、守備では打球に飛びつく跳躍力も発揮、野球で培ったこれらの能力が、後に活かされることとなりました。

聖和学園高校3年 土屋拓人選手:
「野球の塁間が27メートルぐらいだったので30~40メートルぐらいの幅跳びの助走が少し似ているかなと思って。ここで勝負をかけるというつもりで、結構勇気を出して高校で陸上を始めた」