夏場を日本で過ごす渡り鳥でフクロウの仲間の「アオバズク」がこの夏仙台市内の森で子育てをしています。杜の都で奮闘するアオバズクの姿をおよそ1か月に渡り追いました。
■杜の都で「アオバズク」が子育てを
青葉が茂る仙台市内の森で6月下旬、木の上に見慣れない影を見つけました。フクロウの仲間「アオバズク」です。

ハトほどの大きさで、子育てのために夏場に日本に飛来する渡り鳥です。
大木の幹にできた「うろ」などに巣を作って子育てをしますが、夜行性なので昼間はほとんど動きません。虫が目に留まっても、動きません。
真っ暗な闇の中にアオバズクの姿が見えてきました。昼とは違って周りを盛んに見まわしたり、飛んでは戻ったりと忙しく動きます。

野鳥の生態に詳しい宮城県森林インストラクターの太田吉厚さんに映像を確認してもらいました。
太田吉厚さん:
「多分夜餌をとる際の留場にしている。夜はエサを獲るために活発に動くので、その時にエサを探しやすい場所がある。」

しかし、夜が明けると、2羽の親鳥は木の上で巣穴を見守りながらまったく、動きません。

そんなアオバズクが珍しく木の上を気にしてきょろきょろ。何かあったのでしょうか…。