「こういう道があるよ」見本になりたい

アカデミー時代の同期から刺激を受け成長を続けてきた鈴木選手

「高校、大学と(清水のトップチームに)昇格できなかった悔しさはある。上がれない選手は、ほかにもたくさんいる。トップ昇格ができない中でも『こういう道があるよ』と。エスパルス以外のクラブで、また、アイスタに帰ってきて、試合ができて、自分のプレーを表現する、という見本になりたい」

鈴木選手の原動力となったのは、間違いなくアカデミー時代の“同期”の存在でした。

「自分が大学でプレーしていた時、(北川選手ら)みんながJリーグで毎週試合に出ていたことがすごい刺激になっていた。『もうひと頑張りしなきゃいけない』と思わせてくれた。まだまだ、雲の上の存在なんで追い越せるように、という思いが常にある」

アカデミー卒業後、アイスタ日本平にエスパルスのゲームを観に行くことはなかった鈴木選手。あのスタジアムはあくまで「プレーする場所」だといいます。