2023明治安田生命J2リーグが2月18日に開幕します。1年でのJ1復帰を目指す清水エスパルスは、2016シーズンにもJ2を経験。序盤の苦戦、終盤怒とうの9連勝からの逆転昇格を体感した選手の1人がFW北川航也選手(26)です。
2019年には、初の海外移籍を経験、ヨーロッパのリーグで揉まれ、昨シーズン途中で清水に復帰したものの、クラブは2度目のJ2降格となりました。熱い思いを胸に秘め、勝負のシーズンに臨む“清水の未来を切り拓く男”の覚悟を聞きました。(聞き手:「LIVEしずおか」瀬崎一耀キャスター)

瀬崎;オーストリア1部ラピード・ウィーンで3シーズン戦ったが、海外挑戦で得たことはあったか。この経験をJリーグの舞台で生かすことはできたか。
北川;プレーの強度はヨーロッパのリーグでは、かなり求められるし、特に守備や球際で、もう一歩寄せる、奪いきるというところは、オーストリアでは、トレーニングから求められていた。これはJリーグでも活かせていると思う。

瀬崎;逆にJリーグのよさはみえたか
北川;ピッチが素晴らしく整備されている。(ヨーロッパにいた頃は、清水では)素晴らしい環境でサッカーをやらせてもらっていたと感じた。

瀬崎;1年でのJ1復帰を目指すクラブはゼ リカルド監督の継続を決めた。今季は3バックにも挑戦している。北川選手に求められる役割にも変化はあったか。
北川;(J2で戦うには)オプションがあるのは素晴らしいこと。自分としては得点に絡むことが強みだと思うので、どんなフォーメーションでも、常に得点は意識してやっている。

瀬崎;クラブは残念ながらJ2降格となったが、主力選手が多く残留した
北川;昨シーズンからの積み上げが間違いなくある。いい連携でサッカーができるのではないか。多くの選手が残ってくれたのは、このクラブに魅力があるのが要因だと思う。

瀬崎;ついにアイスタも今季から声出し応援が解禁される。勝利のダンス「勝ちロコ」を歌いたいというサポーターも多い。
北川;エスパルスのサポーターは日本一のサポーターだと思うし、選手も「勝ちロコ」をやりたいと思っている。このダンスを1回でも多くやりたい。開幕戦は今季を占う大事な試合、選手、フロント、スタッフ全員で勝ちに行く、J1復帰を全員で目指し頑張りたい。