5日に台風15号が通過した静岡県内では、突風による被害が相次ぎ、6日朝から復旧作業が進んでいます。被災地には気象台の職員が入り、突風の調査を始めました。
<大西晴季記者>
「電柱がなぎ倒されたこちらの現場では、クレーンを使って一斉に復旧作業が行われています」
静岡地方気象台などによりますと、5日午後、静岡県牧之原市や吉田町など各地で突風とみられる被害が発生しました。
731棟の住宅や施設が被害を受けた牧之原市では、最高気温30度を超える中、住民たちが片付けに追われました。
<被害に遭った住民>
「雨が降ってないだけ良いかなと思って、やるしかないですよね」
静波海水浴場の駐車場には、災害ごみの仮置き場が設置され、家財道具などが次々持ち込まれました。
5日昼前からは、静岡地方気象台の職員が現地調査を始め、突風の強さや風向きなどを詳しく調べました。
<静岡地方気象台 平松修一次長>
「想像以上に酷い状態に驚いている。突風がいくつかに分かれて発生したものと思われるが、その辺りは今後の調査でもっとはっきり分かると思います」
牧之原市役所では、り災証明書などの申請が始まり、携帯電話の充電スポットは多くの人が利用していました。