寒い信州の冬には「灯油が欠かせない」という方も多いと思います。
一方で、灯油を販売するガソリンスタンドは年々減少傾向にあります。
灯油を効率よく配送するため、IT技術を活用して生き残りをかける業者を取材しました。


茅野市のビーナスライン沿いにある1軒のガソリンスタンド、朝倉石油。

朝、スタッフが灯油の配送に出かけます。

朝倉石油・守矢嘉幸営業部長:
「一日20軒ちょっとですね」

このスタンドでは、4台のタンクローリーが毎日、80軒以上もの個人宅や商店に灯油を配送しています。

一日に8時間はかかる灯油の配送。

効率よく回るため、2022年に導入したのが、ITの技術です。

灯油タンクに設置したセンサーで、残量が常に把握できるというシステムです。


朝倉石油・守矢嘉幸営業部長:
「これがセンサーで、このタンク用のアダプターつけて蓋になって、タンクの液面との距離を測ってます。簡単にできて画期的だと思います」

IOTデバイス「スマート・オイル・センサー」。


灯油タンクのキャップ代わりに取り付けることで、センサーが1日に8回、灯油の残量を計測。

データは事務所のパソコン上で管理することができます。