中野市で警察官を含む男女4人が殺害された事件から、11月25日で半年です。
起訴された青木政憲(あおき・まさのり)被告の現在の状況や、今後の裁判の争点をまとめました。
まずは事件を振り返ります。


5月25日の夕方。

「男が女性を刺した」

中野市江部(えべ)で、散歩をしていた近くに住む竹内靖子(たけうち・やすこ)さんと村上幸枝(むらかみ・ゆきえ)さんが、ナイフで襲われ死亡。

更に、通報を受けて駆け付けた、中野警察署の池内卓夫(いけうち・たくお)さんと玉井良樹(たまい・よしき)さんが、猟銃とナイフで襲われ、死亡しました。

目撃した人:
「ちょうど畑の俺の2,3メートル手前で追いついて、捕まえてそのままブス」
「なんでそんなひどいことをするんだと言ったら『殺したいから殺してやった』と言った」

4人を襲った男は、その後、現場近くの自宅に立てこもります。

事件発生から12時間後の翌朝、午前4時半すぎ。

男は投降し、警察に確保されました。

凶行に及んだのは中野市江部の農業・青木政憲被告32歳。

4人を殺害した罪などで、11月16日に起訴されました。