長野県内の労働基準監督署が2022年度に監督指導した事業所のうち、半数近くで、違法な時間外労働が認められました。


労働基準監督署の監督指導は、さまざまな情報から時間外や休日の長時間労働が疑われる683事業所を対象に行われ、このうち46.9%にあたる320か所で違法な時間外労働が確認されました。


月80時間を超える時間外労働があったのは155か所で、このうち4つの事業所では、いわゆる「過労死ライン」を大きく上回る月200時間を超える違法な労働がありました。

時間外労働の上限は、原則として月45時間、年360時間などと定められていて、労働局は、11月の「過重労働解消キャンペーン」期間中に、重点的な監督指導を行うとしています。