長野県塩尻市の老人ホームで入居者の女性に薬物を飲ませて殺害したとして、下諏訪町に住む元職員の男が逮捕されました。


殺人の疑いで逮捕されたのは塩尻市の老人ホームの元職員で、下諏訪町に住む望月大輔(もちづき だいすけ)容疑者・40歳です。


警察の調べによりますと、望月容疑者は去年(2022年)5月28日、勤務していた老人ホームで入居者の前田裕子(まえだ ゆうこ)さん・当時77歳に薬物を飲ませ、薬物中毒で死亡させた疑いです。

事件があった老人ホーム

警察は望月容疑者の認否を明らかにしていません。


望月容疑者は去年(2022年)3月と4月に、前田さんを含む複数人の入所者の通帳を不正に使用し現金あわせておよそ100万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪で逮捕・起訴されています。

また、勤務先のホームでほかの女性に向精神薬を混ぜたコーヒーなどを飲ませて薬物中毒にさせた傷害の罪でも去年起訴されています。

傷害罪で逮捕・送検される望月容疑者(2022年)

警察はこれらの事件の関連や動機の解明などを進める方針です。