【岡澤唯さんと母親の車内での会話】
「きょうダンス何やったの?」
「きょうは新しい曲、Kポップみたいな女の子っぽい感じだったから」
「じゃあ好きなやつじゃん」
「うまくできたかな…」

アイドルの道を選んだ唯さんの一番のファンは母親のあゆ美さんです。


唯さんの母・あゆ美さん:
「高校生活一度きりなので、とにかく楽しんでもらいたいと思って自分が決めた道なら楽しめるかなと思って全然反対とかもなく、ね」

そんな彼女たちの初ライブを夏に開催することが決まったのは、入学して1か月のことでした。

自分たちの歌とダンスにお金を払ってもらう「ライブ」。

漠然と憧れていた「アイドルの世界」が、現実のものになる日がそう遠くないことに気が付きます。

勝見奏花(かつみそな)さん:
「ステージに立った時に緊張しないように今のうちからしっかりと一日一日を大切に頑張っていきたいです」

3か月後…

ライブ本番を翌日に控えたこの日、レッスン場を訪ねると…

真剣な表情で、お互いの動きについて本気で意見を交わす彼女たちの姿がありました。

ステージ上で気を付ける点をノートに書き込きこみます。

アイドルとして観客の前に立つことの重さ。

最後の最後まで気になるところをチェックします。


「姿勢とか気にした方がいいんじゃないかなって思いました」
「みんなが移動しながらやるじゃん。ちっちゃいし何やってるか全然わかんなかった」
「もう一回いくぞーせーのチャンチャンチャン」

そしてやって来たお披露目ライブ当日。