中野市で男女4人が殺害された事件で、警察は7日、警察官2人の殺害容疑で既に逮捕している男を、60代の女性を殺害した疑いで再逮捕しました。逮捕は3度目です。殺意については、「覚えていない」と供述しているということです。
事件は5月25日、中野市で散歩をしていた女性2人と警察官2人の合わせて4人が、ナイフや猟銃で襲われ死亡したものです。
この事件では警察官2人を殺害した疑いで青木政憲(あおき・まさのり)容疑者32歳が逮捕されていましたが、警察は7日、村上幸枝(むらかみゆきえ)さん(当時66歳)をナイフで殺害した疑いで、再逮捕しました。
捜査関係者によりますと、青木容疑者は当初、「独りぼっちとバカにされていると思った」と話し、さらに「女性2人を見かけた後に自宅にナイフを取りに戻った」などと供述しています。
また、ナイフで刺したことはおおむね認めてはいるものの、殺意については「覚えていない」と供述しているということです。

青木容疑者の逮捕は3度目で、警察は女性を刺したナイフを犯行の1か月半前にインターネットで購入していることなどから、計画的な犯行とみて更に詳しい動機などについて調べる方針です。