木曽の歴史や文化を探求してきた90歳の元小学校の先生の家に、ちょっとした地域の“名物”があるといいます。記者が訪ねてみました。


長野県木祖村(きそむら)にある一軒の民家。
この家で暮らす澤頭修自(さわがしら・しゅうじ)さん・90歳です。
毎日、玄関を出て向かうのが、同じ敷地にある小さな小屋です。


■澤頭修自さん「これはもう自分の趣味で集めた本ばっかですけど、近所の人が私のことを『さわ』って言ってくれて『さわ文庫』って言ってますけど」


使わなくなった車庫を改装した「さわ文庫」。
澤頭さんがこれまでに集めた郷土の自然や歴史に関する本、50年以上前からスクラップしてきた新聞記事のファイルなど1000冊以上が壁いっぱいに並び、さながら図書館のようです。
■澤頭さん
「御嶽海関係は全部とっております」
同じ木曽郡出身の御嶽海の新聞切り抜きファイルは14冊にもなりました。

「相撲取りになって成長していく姿一生懸命応援してます」
学生横綱になった初々しい頃から、しこ名が決まったときの記事などが丁寧にまとめられています。
■澤頭さん
「そりゃあうんと頑張ってもらいたいよね 木曽出身の相撲取りなんてめったに出ることないですから」