伊那市の住宅で2022年12月、高齢の女性が殺害されました。
この事件との関連を調べられている男は、女性の通帳を使って現金をだまし取ろうとした罪に問われていますが、1日の裁判でこれを否認しました。
詐欺未遂などの罪に問われているのは、伊那市の整体師=橋爪亮太(はしづめりょうた)被告・27歳です。

起訴状などによりますと、橋爪被告は2022年12月、市内に住む原貴努代(はらきぬよ)さんの委任状を偽装した上で金融機関で原さんの通帳から自分の口座に現金350万円を振り込ませようとしたとされています。
職員が書類の不備に気付き、振り込みはされませんでした。

橋爪被告はこれまで認否を「留保」していましたが、この日の裁判では、「原さんから事前にお金をもらうようになっていて、委任状の作成も承諾していた」と無罪を主張しました。
橋爪被告が金融機関を訪れた翌日に、原さんが自宅で首を絞められて死亡しているのが見つかっていて、警察は、この事件との関連も慎重に調べています。












