箕輪町の教育委員会は、元中学教諭で学童クラブ指導員の男が、少女に対する不同意性交事件を起こしたと発表し陳謝しました。
22日付で懲戒免職になったのは、元中学教諭で箕輪町の学童クラブで指導員をしていた74歳の男です。
男は地元の陸上競技協会の会長で、中学校の陸上部でも長年指導していました。
町教育委員会によりますと、男は11月、知り合いだった16歳未満の少女を「プレゼントがある」と呼び出し、自宅でわいせつな行為をしました。
少女がその後、知り合いの中学教諭に相談したことで発覚しました。
男は教育委員会の調査に、わいせつな行為をしたことを認め、「嫌がらなかったから同意していると思った。罪にはならないと思った」と釈明した一方で、少女には「なかったことにしてほしい」などとメールを送っていたとのことです。
小林久通教育長は会見で「悪質卑劣な行為で強い憤りを覚える」と述べ、謝罪しました。
刑法の不同意性交罪は、16歳未満の場合、同意の有無にかかわらず成立します。
町教育委員会は警察に情報提供するとともに、25日に学童クラブの保護者向け説明会を開くとしています。












