伝統の「お六櫛」を受け継ぐ覚悟

その覚悟は、こんなところにも。
井上慧さん:「髪の毛伸ばしてるんですけど、最後くしのチェックのために。2年でこのくらい。もうそろそろ、修業が終わったら切ろうかと思ってますけど」
明確な目標を定め、踏み出した一歩。
井上慧さん:「どういうふうに今までやってきたことを生かしていくのかっていうことを考えてここにも来たので」
業種は違えど、もともとものづくりに携わってきた「筋の良さ」もあってか、通常3年はかかると言われてきた一通りの作業を、1年で習得しました。

井上さんの“師匠”の1人が、ベテラン職人・篠原修(しのはら・おさむ)さん。
現代の名工にも選ばれる匠です。
お六櫛職人 篠原修さん:「彼の将来をね、くしで生活できていけるところまでは指導しないといけないとは思っていましたけどね。(覚悟を持って受け入れた?)そういうことですね。ここで、この伝統を継いでいってもらうような気持ちで教えてました」

組合では過去にも後継者候補を受け入れたことがありましたが、定着には至りませんでした。伝統を継いでほしいという篠原さんたちの思いを、受け止める井上さん。















