暗闇の中に浮かぶ一群の人たち…、あることを願って集まりました。
2023年の幕開け。
山ノ内町の志賀高原に集まったのは、およそ30人のスキーヤーです。
手にしているのはウクライナの国旗。

暗闇の中を照らしながらの初滑りは、戦乱が続くウクライナの平和を願って企画されました。
スキー場では、募金活動などをきっかけにウクライナ大使館と縁ができ、この日も大使の代理が招かれて様子を見守りました。
現地では今も砲弾が飛び交い、多くの人が電気や暖房のない暮らしを強いられています。

(セメニューク・オレクサンドルウクライナ公使参事官)「困難な時期に助けの手を差し伸べてくれた日本国民に毎日のように感謝の気持ちでいっぱいです」

「戦争が終わって平和な日本と同じような平和な一日が送れるような世界になってほしいなと思います」
「コロナもあります、戦争もあります、それらがすべて落ち着いていい年になるといいなと思っています」
(企画したS&T観光開発・斉須正男社長)「とにかくこの1年平和を願うだけでございます」
県内で元日に配達された年賀状は1,450万通、前年に比べて12%減りました。
元日の善光寺の参拝客の列は仁王門まで…、新型コロナで減っていた参拝客は回復傾向です。

「とにかく健康だよね足腰鍛えて」
「一年病気なく元気に家族で過ごせるように」
「今年から大学生なので自立できるようにしっかりやっていきたい」

(レポート)「開店20分前です、行列は入口から建物を取り囲むように50~60メートル伸びています」
「毎年です(福袋の魅力って?)より夢あるような感じで、いつも期待しています」

ながの東急百貨店の初売りには福袋を求める人の行列が…。
「地下狙いで…チョコとパンと」
「一年に一回の楽しみで」
(レポート)「キッチン用品の売り場です、こちらの高級な食器や調理器具が特価とあって大勢の人で賑わっています」
「いつもお鍋です」

長野市の川端天神社(かわばたてんじんしゃ)で行われたのは、登竜門をくぐって合格祈願や学力向上などを願う「登竜門祈願祭(とうりゅうもんきがんさい)」。
川端天神社は「学問の神」菅原道真(すがわらのみちざね)を祀っている神社で、受験生や今年の春に小学校に入学する子どもたちなど120人が祈願しました。

「お友だち作る10人」
「志望校に合格できるようにというお願いしに来ました」
祈願祭は1995年から毎年行われていて今年で29回目。
住民が運営する新春恒例の神事です。

(小松盛喜委員長)「登竜門にちなんで滝に登れば龍になるという言い伝えに沿ってみなさんが向上を目指すという意味合いで幅広い祈願にも応じている」

年末年始を信州で過ごした人たちのUターン。
「じじのおうち、ゲームして遊んだ」
「帰りたくない松本に住みたいって言ってくれたから、そんなに楽しかったんだって思ったら…、ああいう顔見ちゃうと切ない」
それぞれに思い出深い貴重な休みとなったようです。
2023年、平和で素敵な1年になりますように。