今年は午年です。飯田市に2000点以上のさまざまな馬のグッズをコレクションしている呉服店があると聞き、訪ねてみました。


飯田市龍江の「とミや呉服店」。店から歩いて5分ほどの場所にあるのは、その名も「馬の館(うまのやかた)」です。ここには何と2000点を超える馬グッズが集められているといいます。


迎えてくれたのは、とミや呉服店の尾関代次(おぜき・だいじ)社長です。


とミや呉服店 尾関代次社長:「私の父が70年近くにわたって集めた馬をたくさん並べてありますのでどうぞご覧ください」

棚にズラリと並んだ置物は、尾関さんの父・克己さんが集めたという馬グッズの数々。


コレクションの始まりは71年前(昭和30年)、飛騨高山で出会った木彫りの馬にさかのぼります。


とミや呉服店 尾関代次社長:「はじめは買うつもりではなかったようですが、ずっと見ているうちにどうしても欲しくなったみたいで。無理をして買ったようです。これが70年前の第一号でコレクションの始まりです」

蔵を改造した館。1階だけでなく2階まで絵馬や置き物、絵画などが置かれています。


「うまくいく」との語呂合わせから、躍動感あふれる馬9頭が彫られた木像や、地元の伝統工芸・水引で作られた馬の姿もありました。


馬グッズを集めていた克己さんは、戦時中の1938年に満州へ出征し騎兵隊に所属。馬と生死を共にした経験から深い愛情が生まれたといいます。


6年前に102歳で亡くなるまで、まさに馬のごとくパワフルに生きた人だったそうです。


とミや呉服店 尾関代次社長:「顔も馬のように似てきたと晩年は言われていましたが、好きな馬と一緒の時間というのはとてもうれしそうでしたし、『うまくいく人生』を全うしたような気がします」

克己さんが亡くなった後も、父親の形見の馬グッズを大切にしてきた尾関さん。12年に一度やってくる午年のパワースポットになれば…との思いもありました。


とミや呉服店 尾関代次社長:「大勢の皆さんにも見ていただきたいので、大事に残しているというのが今の様子です。馬のようにまっすぐ明るく一年間過ごせたらいいと思っています」

「馬の館」でパワーをもらいたいと思った方は、とミや呉服店までお問い合わせください。