飯田市の高校で半世紀以上続く、おせち検定が行われました。


3年間学んできた料理や食事の知識を使って心を込めて重箱を彩ります。マメな生活、五穀豊穣、健康で長生きなどお正月の縁起物の「おせち料理」。


飯田市の下伊那農業高校アグリサービス科では17日、半世紀以上続く学校独自の行事「おせち検定」が行われました。

あらかじめ自宅で作ってきた4品に、学校で作る2品を加えて重箱に盛り付け、その美しさや調理の技術が審査されます。

かまぼこは包丁や竹串を使いながら飾り切りに。サツマイモのきんとんは、絞り器に入れてスイーツのように盛り付けます。

2時間ほどかけて工夫を凝らしたおせち料理が出来上がりました。


審査は家庭科の教諭2人が行い、19人全員が合格。その中で最優秀賞に選ばれたのは、こちら。飾り切りの細かさや全体的な色合いが評価されました。


「おせち検定」最優秀賞 後藤和泉さん:「昔ながらのおせちを意識して作った。飾り切りや菊花大根の花の広げ方を意識して作りました。今度は三段フルで作れたらいいなと思います」


作ったおせちは、それぞれ自宅に持ち帰り、味わってもらうということです。